初めて大型犬を飼う方には是非知っておいて欲しいことを5つ厳選しました!
大型犬をと暮らしてみたいけど・・・
費用は? どんな生活?
いろいろと気になるのではないかと思います
以前のブログで「大型犬を飼うということ」を書きました
当時の記事を書いたときはリキを飼い始めて約1年、つまり大型犬飼育歴1年でしたが、
今はカイ、ビアンカも増えて大型犬飼育歴も7年と経験はかなり豊富になりました。
大型犬と暮らしてみてわかったことが沢山ありますが
今回は初めて大型犬飼おうと思っている方に向けて、まずは知ってほしいことを5つご紹介します!
1:成犬の大きさを知ろう
2:住む環境を整えよう
3:車は必須
4:飼育費用は私立学校の学費費並み⁉
5:老犬介護といつか必ずくる別れ
大型犬と暮らしたい方に知ってほしい5つのこと
1:成犬の大きさを知ろう
大型犬ってどれくらい大きくなるか想像がつきますか?
自分が飼いたい大型犬が成犬になるとどれくらい大きくなるのか、把握されている方は少ないのではないでしょうか?
なぜかと言うと、なかなか大型犬を飼っている人って周りに居ないのです!
JKC(ジャパンケンネルクラブ)に登録されている犬種別一覧2019年版を見たら、1位プードル:74240頭 2位チワワ:50169頭、3位ダックスフント:26281頭、ポメラニアン:18841頭、フレンチブルドッグ:10901頭、シュナウザー、柴犬、ヨークシャーテリア・・・と上位はすべて小型犬~中型犬がほぼ占めています。
ようやく12位・13位あたりでゴールデンレトリーバーやラブラドルレトリバーが登場
われらがニューファンドランドは・・・65位の95頭(142犬種中)と登録数は小型犬に比べて非常に少ないのです!
犬を飼おうと思った方は、一般的にはまずペットショップに行きますが、大型犬はペットショップではほぼ見ることができません
では何処で大型犬や超大型犬を見れるのでしょうか?
それは、ドッグショーに行くことです!
「ドッグショーなんでブリーダーが行くところでしょ?」と思っている方が大半と思います
しかし、ドッグショーはもちろん一般の方も入れますし、ワンちゃんのお洋服やおもちゃ、おやつ、フード、シャンプーなどの消耗品など沢山のペット関連グッズがお値打ち価格で販売されています
JKCのサイトを見ていただくとドッグショーの予定が掲載されており、全国各地でドッグショーは頻繁に開催されていることが解ります
イベントスケジュール | 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ (jkc.or.jp)
ドッグショーに行けば見たことのない珍しい犬種にも出会えますし、自分が飼いたい犬の成犬を見ることができます。もしかしたらブリーダーさんと直接話ができるかもしれません
しかしながら「今のこのコロナ渦では、ドッグショーに出向くのも・・・」と思う方もいらっしゃるかと思います
そんな方はYouTubeなどで「大型犬」「超大型犬」などで検索すると沢山の動画が出てきますので、映像を見て大きさをイメージしてみても良いかもしれません
2:住む環境を整えよう
大型犬と生活しようと思ったら、住む環境を整えましょう。
マンションでも大型犬は飼える所はもちろんあります。
しかしながら、足音や吠え声がうるさいなどトラブルになるというお話もしばしば耳にします
やはり大型犬を飼うなら庭付きの戸建が理想です。もしくは広~いマンションの1階とか。
欲を言えば「ぽつんと一軒家」くらいの自然いっぱいの場所に住めたら最高かもしれません
体重40~60kg以上になる大型犬です
人間の成人と変わらない大きさですよね?
つまり、もう一人の家族(しかも人間の大人サイズ)が増えるということなのでスペースはかなり必要と思って頂いて良いと思います
ちなみに私もリキとの生活のためにマンションから庭付き戸建にお引越ししました
3:車は必須
超大型犬、大型犬、中型犬・・・いずれのワンちゃんも盲導犬でない限りはケージなしで公共の乗り物へは乗車できません
小型犬や猫ちゃんならキャリーに入れてバスや電車などで移動されている方をよく見かけますが
大型犬が入れる持ち運び可能なキャリーはないというか、そもそも重すぎるし、大きすぎて持ち歩けないので、つまりは公共の乗り物へは容易に乗れないのです(一部の船や飛行機は可能です)
そして車も改造しないといけないのが大半
我が家も7人乗りの大型バンの後部座席を全部外して、人間は2人乗りにして後ろは犬専用席になっています
なので大型犬や超大型犬のオーナーさんはキャンピングカーやキャンピングカー仕様にした車を所有している人が非常に多いです
今後いろんなところを犬と旅行したいと思っている方は、大型犬が泊まれるホテルも限られておりますので是非キャンピングカーがおすすめです
4:飼育費用は私立学校の学費並み!?
食費、医療費、トリミング、しつけ…などなど大型犬にかかる費用は結構高額です
食費はフードやおやつなど含めるとご自分の食費と変わらないくらいと思って頂いても良いかも
仮に1日500gドライフードを食べるとすると15kgの大袋で約30日分です
選ぶドライフードによって値段に幅はもちろんありますが、それプラスおやつ代を考えると最低でも毎月1万円以上は必要になります
医療費は人間は保険が利きますが、犬はすべて自費です
ペット保険加入の場合は負担額が変わりますが、ペット保険の毎月の掛金も大型犬はさほど安くないです。保険によっては負担金額や負担回数に上限がある場合もあります
トリミング(シャンプー)はトリミングサロンにお願いしたら1~3万円とめちゃくちゃ高額です
「大型犬の飼育費用はどれくらい?」と聞かれたら
私は「子供を私立の学校に行かせているのと変わらないんじゃないかな?」と答えてます
5:老犬介護の現実といつか必ずやってくる別れ
一度大型犬と暮らすと、あなたにとって「なくてはならない存在」になるでしょう
まるで自分の子供のような、パートナーのような、親友のような存在です
「いつまでも一緒に居ようね」 「元気で長生きしてね」
いつもそう話しかけるのですが、とても辛いことに大型犬は短命なのです
平均寿命は8~10年とも言われています
「10歳からは神様からの贈り物」と大型犬界では有名な言葉があるほど
そしてその10歳を無事に迎えられても、いつまでも元気で健康で居れるとは限りません
大型犬の介護には、経済力、体力、そして、犬と向き合う時間が沢山必要です
頭ではわかっていても実際にその状況にならないと覚悟はできないのではないかと正直思います
私も実際にリキを迎えて初めて犬を飼うことの覚悟・責任感というのを実感できたと思っています
犬に限らず、生き物を飼うということは、その命を預かり最後まで育む責任があります
大変なこと、悲しいこと、困難にぶち当たることも当然あるでしょう
しかし、決して人間の身勝手な理由で簡単に手放してはいけません
彼ら彼女らにとって家族は「あなた」しか居ないのです
日々愛情いっぱいで接してください
「ありがとう」と伝えてください
私たちはかけがえのない経験と愛情、癒しを彼ら彼女らから沢山貰います
大型犬と暮らすという素晴らしい経験は、あなたの人生を、心をきっと豊かにしてくれるでしょう
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